すべてのことを許せたなら

ー37歳、独身、会社員。いろいろと考えるー

すべてはむじゅんしていた。

全ては嘘で偽である。私が生きていることも。

世界と私は矛盾する

観測者であるところの私の内面を観測する者が私しかいないという点において、世界と私は矛盾する。(世界とは、宇宙の真理のことだ)。 ということを、私は死ぬことを以って確認したい。

私も批判されうるということ

ヤフーでもスマートニュースでもツイッターでも何でもいいけれど、何かを開けて見ればそこに映るのは誰かが誰かを批判する言葉で、それに疲弊する日々。 自分の正義を振りかざし、徹底的に相手を叩く言葉を投げつける。誰も自分が批判される立場になるとは考…

勝つことってそんなに大事なことですか? | サッカー ポーランド戦 ワールドカップ

‪素人目線ですけど、後半のパス回しによる時間稼ぎは、素直にずるいなあと感じました(サッカーの話)。それがたとえ勝利のための戦術だとしても。‬ ‪スポーツと政治を関連付けるのはお門違いだと自覚していますが、それはまるで「法を逸脱しなければ何をや…

正しさについて

私はいつも、私が正しい、あるいは間違いっていない、という、言い訳をしてしまう。 私が思うに、私という者は、私を「完全に」否定することができない存在なのではないか。 例えば自死を選ぶとき。どのような贖罪があろうとも、諦めがあろうとも、それは否…

私について

たまたま日本人の父親と母親の間に産まれて、私の精神は育った。私には同じ父親と母親から産まれた妹がいるが、彼女は私ではなかった。だから私も私ではなかったかもしれないが、たまたま私は私であった。だから、もしかしたらあなたが私になったのかもしれ…

おやつ会議

「おやつ会議」 オリンピックのことやらカーリングのことは、よく知らないけれど、「おやつ会議」という言葉は、なんだかいいなあ。

やさしくなりたい

前回の記事から約2年が経過して、不意にまたブログを書いてみようと思い立った深夜。 おかげさまで一昨年の11月に再就職ができ、1年と3ヶ月が過ぎようとしている。「35歳、独身、無職」は「37歳、独身、会社員」になった。 仕事は忙しくて残業や休日出勤もあ…

思い通りにはいかない世界で|小金井市 アイドル 刺傷

東京都小金井市のイベント会場でアイドルの冨田真由さんが、ファンの男にナイフで刺されたという痛ましい事件をニュースで知る。 「たったプレゼントを返却されたくらいで」というのが、最初の私の素直な感想だった。アイドルという幻想に何を抱いていたのか…

否応なく生きてしまう

もうかれこれ、5ヶ月くらい働いていない。 1月の半ばに体調を崩して仕事を休みはじめ、4月末に休職期間が満了して退職の扱いになってから、一応はハローワークに行って失業保険の申請をしたり、転職サイトに登録をしたりして仕事を探し始めてはいるものの、…

言葉では語られなかったもの|蓮實重彦 三島賞受賞

ニコニコ生放送で三島賞の受賞記者会見の様子を見ていた。山下澄人さんが受賞しないかなという、ただのミーハー的な気持ちで見ていたら、選考員の町田康さんから蓮實重彦さんの名前が出たから、少なからず驚いた。 さらに驚いたのが、蓮實さんの記者会見での…

つい読んでしまった記事のタイトル

ネット上に公開されているニュースなりブログなり、その記事に付されるタイトルには、時々考えさせられるものがある。 所謂コンテンツマーケティングにおいて、記事のタイトルは重要だ。タイトルは読者の目に触れる最も重要な箇所のひとつであり、それで読者…

「不快な思いをさせて申し訳ございません」で謝罪は妥当である|H.I.S. 東大美女図鑑

旅行会社のH.I.S.が発表した、「東大美女図鑑」の学生たちが 『あなたの隣に座って現地まで楽しくフライトしてくれる企画』というキャンペーンが、インターネット上からの批判を受けて中止になったという。 キャンペーンの詳細については省くが、それについ…

顔認証を防ぐ眼鏡を使う場面

福井県鯖江市の商社が、顔認証を防ぐ眼鏡を今年の5月末に発売するというニュースを見て、素朴に「この眼鏡を使う場面とはどんな時だろうか」と疑問に思った。 それで、眼鏡を販売する商社のサイトにアクセスしたところ、ニュースリリースに下記のような記載…

子どもと貧困

朝日新聞デジタルの「子どもと貧困」というテーマの特集記事をいくつか読んでいる。こうした現実があるということは、ただただ遣る瀬ない。 私の生まれた家庭も、この記事に紹介されている家庭ほどではないが、周りと比較するとどちらかといえば貧しかった。…

成熟した社会の表出としてのLGBT

LGBTという言葉が世間で使われはじめて随分と月日が経ち、だいぶ耳にも馴染んできた。 こうして言葉が広まっていくことは、人々が関心を持つ/持たないに係わらず、また肯定されることだけではなく肯定されないことも含めて、社会に受容されていくことに繋が…

声の大きな者を疑え

ドナルド・トランプがどのような人物なのか、ニュースでの報道やネット上に公開されている情報以上のことを、私は知らない。 また、彼の唱える政策についても私は詳しく知らないから、その是非に関しても何かを語れるわけではないが、時に暴言とも評されるそ…

理由も意味も、物語もない

島根県の県道で直径1メートルの落石が走行中の自動車に直撃し、助手席に乗っていた女性が亡くなられた事故のニュースを見て、亡くなられた女性のご家族やご友人の方々の気持ちを想うと、言葉を失うばかりだ。 もし自分の身近な人が同じような死を迎えたとし…

折り鶴と祈り

被災地へ届けられる折り鶴の要不要論についてのニュースやブログ記事などを見る度に、何とも形容し難い、もやもやと気持ちになるのは、どうしたものだろうか。 それぞれの人たちがそれぞれの立場や感性でそれぞれの意見を言い、その是非を問う。 救援物資の…

新聞のホチキス留めくらい

はてなブックマークを読み漁っていたら、とある喫茶店に置いてある新聞のホチキス留めに対する苦言を書いたブログ記事に辿り着いた。 読後感があまりよくなかったので該当記事へのリンクは貼らないが、内容を要約するとこんな感じの記事だ。 ・新聞のホチキ…

正体不明の住民

岐阜県池田町の住民課の女性が、停職期間中に旅行の写真をFacebookに投稿したことで懲戒免職になったというニュースを見て、その行為の善し悪しや処分の是非はさておいて、私が驚いたのは、その女性のFacebookの投稿をチェックし、それを町に報告する住民が…

ブログの開設にあたって

どうもはじめまして。ネコスミスと申します。 35歳、独身です。1月頃に適応障害という病を患って3ヶ月ほど休職し、4月に仕事を辞めて晴れて無職になりました。まさか35歳になって無職になろうとは、例えば10年前には想像していませんでしたし、10年前どころ…