すべてのことを許せたなら

ー37歳、独身、会社員。いろいろと考えるー

つい読んでしまった記事のタイトル

ネット上に公開されているニュースなりブログなり、その記事に付されるタイトルには、時々考えさせられるものがある。

所謂コンテンツマーケティングにおいて、記事のタイトルは重要だ。タイトルは読者の目に触れる最も重要な箇所のひとつであり、それで読者の興味を引くことができなければ、その記事は読まれることがないのである。

そういう意味で、読者の興味を引くタイトルを付けるということは、コンテンツを提供する側にとって重要なことなのだ。

そんなコンテンツが日々更新されていく中で、私がここ最近、最も感心した記事のタイトルはこちらである。

法大アメフト部監督、部員にチクワ売りつける「強制に近いものだった」

一体、何事だろうか。チクワだと?

そう思わせた時点で、この記事を書いた者の勝ちだ。私はついその記事を読んでしまった。

記事を一部抜粋すると、こんな内容の記事だった。

大学日本一5回の名門、法大アメリカンフットボール部の運営費で数千万円の使途不明金が発生している問題で、監督を辞任する意向を示している青木均氏(68)らが練習後に部員らに対し、チクワや缶詰などを食事として数百円で売っていた疑いがあることが10日、複数の大学関係者への取材で分かった。

「部員に食品を売りつける」ではダメだったのだろうか。いや、ダメだろう。缶詰も売りつけていたらしいが、缶詰でもダメだ。ここはチクワでなければならない。チクワでなければ、私はこの記事を読まなかった。チクワでこその破壊力なのだ。